なにげない日、梅雨明け前に
青空が続きながらも、相変わらず風が強い朝。
ポストの朝刊を取ろうとドアを開けて、壁にいくつかのポツポツを見つけました。
3ミリあるかないかのカタツムリ!正確にいうと、「アフリカまいまい」の子供たちです、透き通る殻を背中にかつぎ 上へ天井に進みます。
成長すると、10センチ近い黒茶の細長の殻を土色の体にまとい、農家さんが丹精込めた野菜を食いつぶします。そうです害虫と呼びます、・・・???
戦後に食料事情を改善する目的で、輸入された祖先を持つ彼らは フランス料理のエスカルゴになれず、誰にも見向きされずに急激に繁殖すると「害虫・駆除」のターゲットのままで沖縄に住み続けます。
外来種・・・同じ理由で沖縄に住む魚が「テラピア」です。 オスの口中で守られ、孵化した時期から独り立ちできるまでを 父親と暮らす珍しい生態の魚。彼らも、人間の嫌う泥水化した環境で繁殖するために食用とならずに 川魚の幼魚をへらし生態系の乱れとか呼ばれ、やっかいものになりました。イタチの仲間、「マングース」ハブの天敵!ハブを食べてくれる、沖縄のハブ被害の救世主!!東南アジアからの強力助っ人も、今は「ハブとマングースショー」の主役でしか活躍できずに・・・「マングースがハブを食べているのを見たことがない」とか「鶏小屋の卵や鳥を襲う」とか、保健所に持っていくと賞金がでるとか メシアと思われた彼らは、すっかり「おたずね者」扱いです。
人間の身勝手と言うのは簡単すぎます、戦後の沖縄の生活事情から思うと、やりきれない悲しさや 貧しさを誰も責める資格はないように思います。不条理です。
豊かの生活に慣れた私です、「ごめん!」呟いてマイマイの子を潰してます。
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sextel (金曜日, 17 11月 2017 21:54)
tulipan